3. まずはショートライドから始めよう。

 自転車は通勤通学、買い物でしか使ったことがないというみなさん。自転車って楽しいんです。自転車に乗っていると気持ちがいい。自転車を移動の手段としてだけでなく、おもちゃとして考えると生活がより楽しくなりますよ。自転車に乗る時に「のんびり」をモットーにしたとたん、自転車って楽しいと心から感じるはず。

 自転車でのんびりと新潟島を一周してみよう。

 自転車初心者である私のお気に入りは「ぐるりん新潟島一周コース」。一周14.52kmの距離だから初心者も楽しんで走れちゃう。スタート地点は萬代橋のたもと(本当はどこからスタートしてもいいんですよ)。ここから「みなとぴあ」を通って西海岸公園へ向かう。今回はライドの途中でコーヒーブレイクするので下町エリアでおやつを調達。自転車に乗るまでは、古町界隈で買い物やお茶をすることはあっても、下町まで歩くには遠く感じられ、車やバスを使ってまで行こうとは思わなかった。自転車だと気軽に立ち寄れるから、行動範囲が格段に広がった。下町地区には大福で有名な「さわ山」や「昔のアイスクリン 三河屋本舗」があるけれど、今回は本町通にある「洋菓子フレンド」でバナナオムレット(お土産用に焼き菓子も)と赤坂町にある「みなと街ベーカリー」でブルーベリージャムコッペと粗塩ドックを購入。サイクリングロードに戻り、日和山浜海水浴場近くにある「prefix coffee stand」の向かい側の公園でコーヒーブレイク。この公園は木の下にベンチが設置されているので暑い日でも木陰で海を眺めながら休憩できるところがお気に入り。おやつのお供のコーヒーは、家で淹れたコーヒーを保温ボトルに入れて持って行くこともあるけれど、prefix coffee standでコーヒーをテイクアウトすることもある。prefix coffee standのコーヒー豆は「LUXUOSO」のコーヒー豆を使用。安心の美味しさだ。さて、休憩がすんだらライド再開。西海岸公園は海沿いに長く伸びており、海を眺めながら海岸線を走ったり、林道もあるから涼しい木陰の中を走ることができる。晴れた日は走っていて本当に気持ちがいい。関屋分水路に突き当たると景色が変わる。信濃川や住宅にビル、人や車の行き来を眺めながらのライドは、西海岸公園沿いが非日常だとしたら、信濃川沿いは日常、景色に街の熱量が加わり賑やかさを感じる。関屋大橋のたもとを曲がり万代方面へ向かう。街の喧騒から離れた関屋付近はゆったり走れて気持ちがいい。遠くにNEXT21が見えると、ちょっと例えが違うかもしれないけれど、飛行機からNYの自由の女神やマンハッタン島が見えてきて、もうすぐでNYだと感じるような、そんな気分。県庁やりゅーとぴあを眺めながら、のんびり走っていると終点の萬代橋のたもとに到着。

 今回は新潟島の下町地区でおやつを調達したけれど、関屋分水路近くの文京町にある「6/7(ロクガツナノカ)」でおやつを調達することもある。自転車に乗りながら今日はどこの店にしようかなと考えるのも楽しい。自転車だったら車では通りにくい狭い道もスイスイ行けて、気になる店をはしごすることだってお手の物。新潟島は、今日は気持ちが乗らないなという時にライドを中断して古町や万代に遊びに行けるところがいい。まずは、気楽にショートライドから始めて!

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