焼き菓子タウン、学校町。

『Pâtisserie Solangeのガトーバスク・スリーズ』

先日、父の誕生日が近かったこともあり、Pâtisserie Solange(パティスリー ソランジュ )へケーキを買いに行きました。最初は私もフルーツを使ったケーキにしようと思って店に向かったのですが、店内に入るや否や私の目に飛び込んできたのは、ガトーバスク。ガトーバスクは私がソランジュを知るきっかけとなったお菓子なんです。アーモンド香るサクッとした生地の中にカスタードクリームを入れて焼き上げられた仏バスク地方の伝統菓子。久しぶりに訪れたせいか、ガトーバスクの形が変わっていました。以前はカスタードクリームがたっぷり詰まった高さのある形をしていましたが、今回は薄く丸い形をしています。しかも生地の中は、カスタードだけでなくチェリーのコンポートも入っています。以前取材をさせていただいた時に、寒い冬や春はカスタードクリームだけだけれど、暖かい季節はチェリーが入ると三善さんが教えてくれました。ショーケースには美味しそうなケーキがたくさん並んでいましたが、私の心を捉えたのは、やっぱりガトーバスク。薄くて丸い形のガトーバスク、美味しかったです。サクサクの生地を堪能できる上に、カスタードクリームとチェリーの量と味のバランスが絶妙でした。


■Pâtisserie SolangeについてはVOLUME 01の「にいがたのパリ案内。」かcontentsから記事をご覧いただけます。


『スズキ食堂車のグラノーラクッキー』

先日映画を観た帰りにバスの乗り換えが市役所前だったので、スズキ食堂車でお菓子を買って帰ろうと、店に立ち寄りました。なかなか店がオープンしている日に買いに行けなくて、今回訪れたのは久方振りです。陳列棚には定番のお菓子の他にマロンやイチジクを使った季節のお菓子が並んでいました。どれも好きなお菓子ばかり。食べたいと思いつつ、まだ食べたことのなかったアイスサンドクッキーやグラノーラクッキーもありました。陳列棚に並んだお菓子たちを眺めていると、子どもの頃にお小遣いを握りしめて駄菓子屋さんへお菓子を買いに行った時のようなワクワク感に似たものを感じました。お菓子を買って、バス停でバスを待っている間、全粒粉サブレ&ヨーグルトのパルフェのアイスサンドクッキーをいただきました。滋味溢れる全粒粉サブレの香ばしさとサクサク感に、さっぱりとした軽い口当たりのヨーグルトのパルフェ。アイスサンドクッキー、美味しかったです。帰宅し、夜のお八つに太ることを忘れ、グラノーラクッキーもいただいちゃいました。一口かじるとオートミールやナッツの他に、カカオやココナッツ、シナモンの風味が口いっぱいに広がります。この時に私の頭に浮かんだのが、ヨーグルトかけグラノーラと、バス停でバスを待っている間に食べたアイスクッキーサンドでした。よし、起きたらヨーグルトかけグラノーラとアイスクッキーサンドを再現しよう!そんな訳で翌朝は、グラノーラクッキーを砕きながら、ジャム入りヨーグルトと一緒にいただきました。

ちなみにグラノーラクッキーヨーグルトで使用した器と藍染のクロスは青人窯で購入したものです。器はいつもご飯用に使用しています。


■スズキ食堂車についてはVOLUME02の「わたしのSmile Food。」かcontentsから記事をご覧いただけます。


『まち歩き』

上の写真はだいぶ前になりますが、蔦の日本列島を発見し、喜びのあまり撮ってしまった写真です。古町近辺には細くて長い路地が沢山あって、ビルとビルの間の日当たりの悪い路地だったりするのですが、意外にも草木が沢山あったりするんです。日陰でも育つ植物を植えて緑を愛でているんだなと、その家主の植物愛を感じずにはいられません。

先日古町を歩いていたら、若い男の子たちが店先で熱心にスニーカーの品定めをしていました。近くの古着屋さんでも真剣に服選びをしている若い子たちを見かけました。コロナ禍で東京に買い物に行けない子たちが、地元でカッコいいもの、おしゃれなものを見つけて楽しんでいるのかなと想像しました。

私自身、東京に行けなくなったことで変わったことがあります。地方って面白いなと思うことが多くなってきました。パンクやヒップホップが生まれた時代が今よりも酷かったか否かはわかりませんが、こんな状況でもファッションだったりアートだったり音楽だったり、何かをつくりだす人たちがいて、それを面白いだったり素晴らしいなどと共感する人たちがいるのは確かです。こんな時代でもストリートから何かが生まれる素地はまだ残っていると思っています。

次回のBLUE BIRD VOLUME05はいつもと違う内容になるかもしれません。これからVOLUME05発行に向けて取り組むため(まだ全然企画も決まっていないんですぅ。。。)、しばらくは今日のハニーを休ませていただきます。


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