　沼垂テラスにある「ISANA　喫茶室」が6月16日に閉店。私は最終日に行けなかったので閉店１週間前に店を訪れました。あいにく雅之さんとなぎささんは不在の日でしたが、閉店近くに店を訪れた為、静かに流れるジャズを聴きながら、いつものように過ごすことができました。　

　最後にいただいたのは大好きなプリン。飲み物はASAKOさん考案レシピのチャイが飲みたかったのですが、プリンと一緒ではミルクミルクし過ぎかなと思い、プリンを思う存分堪能できるシンプルなコーヒーを注文。プリンとコーヒーを味わいながら本を読んでいたのですが、やはり本には集中できず、ISANAで過ごした思い出が蘇ってきました。　

　ISANAへよく一緒に行っていたDCボーイくんは、幼少の頃に卵アレルギーを発症して以来ずっと卵を使ったお菓子や料理を口にしてこなかったのですが、ISANAのプリンには抗えなかったようで、自ら進んで食べて「プリンてこんなに美味しいんだ」「卵アレルギーが治っている」とダブルの喜びで笑顔炸裂だったなぁとか、BOOKS f３やFISH ONで本を買った後にISANAへ寄ってお茶しながら本について語り合ったりしたこととか、ISANAで過ごした時間を思い出してしまいました。

　BLUE BIRDでは２回、ISANAを取材をさせていただきました。VOLUME 02の時、冊子づくりについて何もわかっていなかった私は雅之さんとなぎささんから多くのことを学びました。特に雅之さんには、私の度重なる不手際について時間を割いて指導してくださり、今でも感謝しています。今もBLUE BIRDを続けられているのは雅之さんとなぎささんのお陰でもあります。あんなに熱心に向き合ってくださった方はいません。雅之さんと話した窓際の席を眺めなら、指導してくだっさったことを無駄にはできないと誓ったことを思い出していました。

　沢山のおいしい時間をありがとうございました。いつかISANAの家具を注文できたらなと思っています。まだまだ頑張らなくては。

◼︎ISANAについてはVOLUME 02の「MINGEI」とVOLUME 04の「つながる。つづく。」およびcontentsから記事をご覧いただけます。

2024.07

6月のMemorandom。