MUSIC

VOLUME 05関連の作業がひと段落し、やっといつもの落ち着いた日常に戻った私。やっと冬の衣替えや山積みになった本や雑誌の片付けを終え、週末は忙しかった時期にできなかった季節の果物を使ったジャム作りに勤しんでおります。今年はイチゴジャムを作れなかったことが残念でなりませんが、大好きなマーマレードはまだ出回っている夏みかんを使って作ることができたので満足。先日はプラムを使って大量にジャムを作りました。大量に作っても2週間くらいでなくなってしまうんですよね。毎朝パンにジャムを塗り、ヨーグルトにジャムをひと匙垂らして食べているからかもしれません。他にも、ジャムとバターを混ぜてジャムバターにしたり、ジャムとアイスクリームを混ぜてジャムアイスにしたり、ジャムをゆるめに作っているので水や炭酸水で割ってジュースにして飲んだりと、色々と楽しんでいます。さて、今私は食べるジャムについて語っていますが、本日のお題は ”MUSIC” です。趣味のジャム作り→ポール・ウェラーの ”The Jam”→MUSICということで無理矢理感は否めませんが、どうぞお許しを。


「LOWYARD RECORDS」

以前、VOLUME 03の「COFFEE AND MUSIC」で紹介させていただいたDJ Desert名義で活動されているSaito Tatuyaくんがレコードショップを立ち上げました。先月、dAb COFFEE STORE で行われたポップアップストアに行ってきたのですが、新譜はMr.Fingersしかわかる人がいなくて、私にとっては未知のラインナップ。そんな中、Tatuyaくんにどんな曲が収録されているか聞きながら、今の気分をちょっとだけ織り交ぜ、最終的には直感を信じてジャケ買いしてきました。Tomberlinのセカンドアルバム「i don't know who needs to hear this...」はフォーキーで美しい旋律が印象的な曲が多数収録。プロデューサーはBig ThiefのAdrianne Lenkerのソロアルバムにも携わったPhilip Weinrobeというのも納得です。「MUSIC FROM SAHARAN WHATSAPP」はサハラ地帯にスポットを当てるレーベル SAHEL SOUNDSが携帯のアプリWhatsAPPを使って録音されたセッションを集めた作品集。ルーツミュージックばかりかと思いきや、この曲はテクノ?!と思わせるような曲もありつつ、夏にぴったりな曲が多数収録。Tatuyaくんのセレクトだから何を選んでもハズレなし。信頼のおける店ができたことを嬉しく思います。現在はオンラインショップのみですが、実店舗の開設を進めているそうです。オープンが楽しみです。


▪️DJ Desertの記事はHPのVOLUME 03「COFFEE AND MUSIC」からご覧いただけます。


「LIVE SPOT WOODY SAT 9TH JULY 」

最新号VOLUME 05の「good vibrations」で紹介させていただいたperiwinklesがLive Spot WOODYで開催のHazy Sour Cherry 2nd Album "Strange World" Release Partyに出演すると聞き、ライブに行ってきました。スタンディングでのライブはコロナ後はじめてなので、楽しみで仕方がありませんでした。ライブ、楽しかったです。そしてperiちゃんのライブ、最高でした。やっぱり生は違いますねー。二人ともCOOL!私の最近のお気に入り、新曲の”wave”が聴けて嬉しかったです。periちゃん以外は知らないバンドばかりでしたが、私がこれまでに聴いてきたことのある曲(ビートルズにローリング・ストーンズぽかったり、ネオアコやニューウェーブにサイケ、ポップスをプラスしたような感じの曲)風だったので、私も御多分に洩れず弾けてきました!

WOODYに集う人たちを見ていたら、2020年に日本で上映された映画「カセットテープ・ダイアリー」を思い出してしまいました。フロアには、映画の主人公ジャベドや友人のループスのような細身のデニムにコンバースの出で立ちの人が何人か見受けられ、インディー、メジャー関係なく純粋に音楽を楽しみたい人たちが集っている。青春。BLUE SPRING(STEEN)のような光景でした。

periwinkles(Printed by PRINTER WORKING BAND)のTシャツを買ったらrihoちゃん手作りのカワイイ”between a dog?? and ghost”をいただきました♡


▪️periwinklesの記事はHPのVOLUME 05「good vibrations」からご覧いただけます。

▪️PRINTER WORKING BANDの記事はHPのVOLUME 04「新潟T 私の愛するTシャツたち」からご覧いただけます。


「Elvis」

先日エルヴィス・プレスリーの伝記映画「エルヴィス」を観てきました。エルヴィスは大瀧詠一さんやビートルズの影響で聴いたりしていましたが、そんなに詳しくはありません。好きな曲はHound DogやWhat'd I Sayなどです。King Of Rock'n'Rollと呼ばれているエルヴィスですが、いまだにエルヴィスはKingとして崇められ、週末になるとエルヴィスに扮した人たちが出現するそうです。私が週末エルヴィスさんの存在を知ったのはTARO HIRANOさんの写真集「The Kings」からです。メンフィスでは毎年エルヴィスの命日8月16日になるとエルヴィスウィークと称されたお祭りが開催され、全世界からエルヴィスのそっくりさんが集結するそうなんです。なぜエルヴィスがそんなに人気なのか。映画を観て感じたのは、ブルーズやゴスペルがバックボーンにあるエルヴィスのリズム感に歌唱力、音楽を愛する純粋な気持ち、ファンを大切に思う気持ちが溢れていて、見るものを魅了してきたのではないかという結論に至りました。

エルヴィスのマネジメントを管理していたのはトム・ハンクス扮するパーカー大佐。エルヴィスを死に追いやったと言われているパーカー大佐ですが、私が関心を寄せたのはパーカー大佐の交渉術。ビジネスの世界では様々な駆け引きが繰り広げられます。今読んでいる村上隆著「芸術企業論」で、芸術の世界の権利を守るには敏腕弁護士が欠かせないとの話が出てくるのですが、その中で、ニューヨークの弁護士は守りが上手、ロサンゼルスの弁護士は攻めが上手というような持ち味があると語られています。パーカー大佐は西海岸の気質で攻めの交渉をするタイプだなと思いました。ちなみに先日シーズン4まで観終わった「オザークへようこそ」に登場する主人公のマーティは東海岸の守りの交渉、後半狂気じみていたマーティの妻ウェンディは西海岸の攻めの交渉をするタイプなどと思いました。ウェンディの目が笑っていない笑顔の怖さよ。ぞくっとします。

そんなこんなで「エルヴィス」は色々な視点で楽しめる映画でした。

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