新年のご挨拶。

この度の震災に対し、被災された皆さまへ心よりお見舞い申し上げます。


本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 元旦から地震という忘れられない一年の始まりとなりましたね。海の近くに住んでいる私は、東日本大震災の教訓もあり、津波警報が発令された為、初めて避難先の小学校へ避難するという経験をしました。満潮時刻が19時47分だったので、それまでは避難していました。幸い停電はしていなかった為、待機していた教室では暖房もついていて暖かく、スリッパの貸し出しやブランケットに非常食のビスケットと水の支給もあり、家にいるよりは安心感がありました。結果的に津波の被害はありませんでしたが、避難して良かったと思っています。まだ余震もあります。少しでも不安な気持ちがある場合は避難することをおすすめします。

 さて、写真の真ん中に鎮座している干支の置物ですが、古町にある「カメラのデンデン社」で毎年買い続けている熊本県の木葉猿窯元の干支の置物です。可愛げのある表情とフォルムが気に入って手に取ると、いつも決まって木葉猿窯元のもの。そんな訳で店主の伊藤さんが年末になると入荷の連絡をくださるようになり、今年も「辰」を無事に手に入れることができました。


⬛︎カメラのデンデン社についてはVOLUME 03の「TOMORROW’S HOME」およびcontentsから記事をご覧ください。

⬛︎写真右側の花器はヒメミズキで大分前に購入したものです。今回は花を生けていませんが、使用頻度が高く、長く愛用しています。

ヒメミズキについてはVOLUME 02の「MINGEI」およびcontentsから記事をご覧ください。

⬛︎写真左側の燭台はMAPSで購入したものです。扱っている商品は服だけではないのです。

MAPSについてはVOLUME 05の「MY FAVORITE THINGSが見つかる店。」およびcontentsから記事をご覧ください。


 2023年はコロナ禍前の日常にほぼ戻ったことを強く感じる一年でした。まちの彼方此方で新店がオープンしたりイベントが開催されたりと、ずいぶん賑やかになったなと感じます。年末に古町に飲みに出かけたところ、行く先々で満席ですと断られたりしましたが、残念というよりは、まちに活気が戻ってきて嬉しい気持ちになりました。

 個人的には新たな趣味として自転車にはまり、自宅から古町・万代まで片道約12kmを自転車で苦もなく乗りこなせるようになったことが嬉しかったです。真夏でも自転車に乗ってばかりいたためにショートパンツ焼けしてしまい、夏までに日焼けの跡が消えることを願うばかり。自転車に乗ることが楽しくて、真夏の炎天下にも関わらず、五泉市までライドしたことも懐かしい思い出です。Googleマップを見ながらわかりやすいルートを選んで走っていたつもりでしたが、矢代田駅構内を横断することになり、新津の石油の里公園沿いの山道を越えなければならなくなったり、その山道を自転車で走破できずに手押ししながら登りきった後の嬉しさ、五泉市にたどり着きリリベーグルで買ったベーグルの美味しさと山道を通らない帰りのルートを教えてくれた杏里さんが女神のようだったこと、帰りはサドルに座るとお尻が痛くてほぼ立ち漕ぎで帰り、往復10時間かかってしまったことが忘れられません。今年はまた日が長くなったら五泉市までサイクリングロードを通るルートで再チャレンジしようと思います。


【写真】

上段左・真ん中「mountain△grocery」で12月13日で開催されたアルゼンチンのアートユニット「メフンへ」を囲み、アルゼンチン料理の一つであるエンパナダスをいただきながら楽しくワイワイする会へ行ってきた時の写真です。カルツォーネや餃子のような見た目ですが、パイ生地で具を包んで焼いており、サクっとした食感で日本人にも馴染みやすい味わいで、アルゼンチン流にワインと食しました。メフンへのお二人はとってもチャーミング。チャマメというタンゴのようなアルゼンチン音楽に合わせて踊るダンスを教えてもらったのですが、茶豆を愛する新潟人はチャマメに反応せずにはいられませんでした。

⬛︎mountain△groceryについてはVOLUME 04の「わたしのSmile Food。」およびcontentsから記事をご覧ください。


上段右:11月末にリニューアルした「パンとワインと三弥」。メニューは変わっていませんが、店内が以前よりもゆったりとくつろげるように変わっていました。カウンター席も低くなり、テーブルライトが置かれて雰囲気もアップ。席に座ると、お客に気持ちよく過ごしてもらうにはどうしたら良いかを熟考されていたんだなと感じとることができます。ボルシチとワインを食したくて店にやって来ましたが、久しぶりにグリーンカレーを注文。カレーの爽やかな辛さに大ぶりな具、ジャスミンライスがワインにも合うんです。グリーンカレーにして正解でした。

⬛︎パンとワインと三弥についてはVOLUME 04の「つながる。つづく。」およびcontntsから記事をご覧ください。


中段左・真ん中:12月17日に「BEAMS」で開催されたBEAMS NIIGATA STANDで「mountain△grocery」のファラフェル・サンドと「三角フラスコ」のコーヒー、ヘアメイクアーティストの「KEI SATO」さんが手がけるグルテンフリーのバタークリームサンドを頂いてきました。どれも美味しいのはもちろんですが、好きが高じて始めた主催者のBEAMSや出店者の皆さん、その好きを楽しみに来ている人たちの集まりにより会場も温かい雰囲気でした。


中段右:12月29日は「dAb COFFEE STORE」の忘年会へ。なかなか行けない「フランス食堂 清水」の食事とワインが楽しめるとなれば行かねばならぬといそいそと出かけてきました。ワインと食事を楽しんだ後は、dAb COFFEE STOREのバナナブレッドを締めのデザートとして注文。コーヒーに合うように作られたバナナブレッドですが、バナナブレッドにはコーヒーでなくワインと一緒にいただきたいというほろ酔い気味の私のリクエストに清水さんが薦めてくれたワインが見事に合って笑みが止まりませんでした。ワインとコーヒーは味わいの表現で似ているところがあり、バナナブレッドの味も熟知していた清水さんだからこそ成し得たペアリングだったのだろうと思います。おいしいワインと料理にはおいしい音楽が欠かせません。会場を盛り上げてくれたのはdAb COFFEE STORE FRIENDSによるDJ。いい曲だなと思って誰がDJかを確認すると、「PRINTER WORKING BAND」の稲吉さんの姿が。5周年祭の時にもWALLY BADAROUの“Manbo”をかけていた稲吉さんのDJに反応してしていた私。楽しい忘年会となりました。

⬛︎dAb COFFEE STOREについてはVOLUME 01・06の「COFFEE AND MUSIC」とVOLUME 02の「わたしのSmile Food。」およびcontentsから記事をご覧ください。

⬛︎フランス食堂 清水についてはVOLUME 01の「ニイガタのパリ案内。」およびcontentsから記事をご覧ください。

⬛︎PRINTER WORKING BANDについてはVOLUME 04の「新潟T わたしの愛するTシャツたち」およびcontentsから記事をご覧ください。


下段左:12月30日は「スタンドおだけ」からスタート。予約が苦手なため、いつも行き当たりばったりなのですが、幸運にもほとんど待たずに入れました。ビールと他のお酒を飲むと悪酔する為、ビールを控えていたのですが、焼酎のお湯割りで毛沢東チキンを食していたら、これはビールだなとなり、急遽ビールを注文。いつ行っても店の雰囲気がホット。そんな中いただいたスパイシーでホットな毛沢東チキンにビールはやっぱり最高でした。


下段真ん中:スタンドおだけを出て、プレオープン中の「小皿中華 non」へ。POPEYEに連載中の牧野伊三夫さんの「のみ歩きノート」で、甕に入った紹興酒について書かれていた回があり、一度甕に入った紹興酒を飲んでみたいと思っていたのですが、nonに甕に入った紹興酒があると知り、推しのナチュラルワインでなく、甕に入った紹興酒を注文。牧野さんが好きが高じて自宅用に甕の紹興酒を取り寄せたのも頷ける味わいでした。紹興酒と一緒に頂いたのは麻婆豆腐と海老焼売。無添加の調味料で作られる中華は香りも味わいも品があり、ナチュラルワインとの相性ぴったりだと思いました。次回はワインと一緒に食そうと思います。


下段右:小皿中華 nonを出たら、次は今年の締めとなる「BAR HALLELUJAH」の2023年グッバイバーティへ。店に到着した時には既に店内は盛り上がっていて、その時にDJしていたのはジュンジさん。私も既に出来あがっていたので、何もかもが楽しく、踊って、色々な人とお話しして、最後は「良いお年を〜」と挨拶して帰ったことだ・け・は覚えています。兎にも角にも2023年を楽しく締めることができました。

 ちなみに上の写真はグッバイパーティの写真ではありません。たまには店内の雰囲気を撮影してみようと撮影を試みたのですが、いい具合にお酒が回っていたので全くいい写真が撮れず、代用として以前飲んだジンの写真を載せています。

⬛︎BAR HALLELUJAHについてはVOLUME 02の「good vibrations」とVOLUME 04の「新潟T わたしの愛するTシャツたち」、VOLUME 06の「ぼくはお酒と雑学がすき」およびcontentsから記事をご覧いただけます。


 年末に「ROWYARD RECORDS」で買ったKEVIN MORBY「MORE PHOTOGRAPHS(A CONTINUUM)」を聴きながら大掃除。歌声が若い頃のBob Dylanを思わせます。ROWYARD RECORDSも先日1周年を迎えました。達也くんにはこの一年間で色々な音楽を教えていただきました。このまちには達也くんをはじめ、BAR HALLELUJAHのジュンジさんやdAb COFFEE STOREの大地くんなどgood musicを教えてくれる人たちが沢山います。幾つになっても新しい音楽を知る喜びは忘れたくないと思います。

 もちろん新しい音楽ばかりでなく、昔の音楽も大好きです。いまだ色褪せない曲が沢山あります。いつだったかSNSで私の敬愛するベテランDJの方がクラブでBob Marley & The Wailersの“War”と“No More Trouble”をかけたと知りました。曲だけでなく歌詞も理解した上でかけているところに私はしびれました。ぜひ皆さんもこの順番で聴いてみて下さい。

⬛︎ROWYARD RECORDSについてはVOLUME 06の「good vibrations」およびcontentsから記事をご覧ください。

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