古町界隈おいしい日々

 ほぼ毎日、食卓にあがるのは「かなでファーム」の野菜たち。野菜を販売している「かなで食堂」はもはや我が家の冷蔵庫かパントリー的存在となっています。かなでファームの野菜は野菜自体が美味しいのでシンプルに調理するだけで良い、むしろシンプルに調理した方が野菜の美味しさが伝わってくると思います。それは単に私が凝った料理を作れないからかもしれません。昨年までは父が家庭菜園で大量に枝豆をつくっていたので、あまり他所で枝豆を買うなと言われていたのですが、今年は枝豆をつくる量を減らしたので他所の枝豆を買うことが許されるようになりました。今年初めてかなでファームの枝豆を買ったのですが、驚きました。こんなに大地の味を感じたことはないというくらいに力強く、滋味深い味わいでした。今年初めて買った野菜に”バターナッツかぼちゃ”があります。いつかバターナッツかぼちゃでつくってみたいと思っていた料理は温サラダ。野菜が並ぶカゴの中にバターナッツかぼちゃを見つけたときは、それはそれは嬉しかったです。早速温サラダを作ってみました。バターナッツかぼちゃの種を取り除き、種を取り除いた穴の中にオイルとニンニクと鷹の爪入れ、全体に塩コショウをふり、タイムを載せてオーブンで焼いただけ。熱々を混ぜていただきます。バターナッツかぼちゃはあっさりとした甘さで、たっぷりのオイルで焼いたのですが、さっぱりといただけました。美味しかったです。


■かなで食堂についてはVOLUME 03の「わたしのSmile Food。」かcontentsから記事をご覧いただけます。


 家では凝った料理は作らないので、外食では家ではしないようなひと手間かかった料理は大歓迎。むしろ嬉しくなります。ただ焼くだけ、揚げるだけ、切って和えるだけ、など単純な調理だとしてもプロの料理人が行うと明らかに違うんですよね。良い材料を使えば良いという訳ではないんだよ、調理方法をしっかり習得するともっと美味しくなるんだよと気づかされます。秋の気配を感じつつある昨今。「ITALIAN RESTAURANT LIFE」の気持ちの良いテラス席で美味しい料理とドリンクで楽しい時間を過ごしつつ、ふとそんな風に思ったのです。どれも美味しかったです。ごちそうさまでした。


■ITALIAN RESTAURANT LIFEについてはVOLUME 03の「わたしのSmile Food。」かcontentsから記事をご覧いただけます。


『(元)シティガール、1人でバーに行く。』

 私の好きな俳優アダム・ドライバーが主演のジム・ジャームッシュ監督の映画「パターソン」。主人公パターソンは毎日決まった時間に愛犬のマーヴィンを連れて散歩に出かけ、必ずSHADES BARに立ち寄ります。パターソンがBARで頼むのはいつもビール。私が仕事帰りにときどき立ち寄る店は「BAR HALLELUJAH」。私が早い時間帯に店を訪れるからか、HALLELUJAHに集う常連のお客さんの多くはパターソンのようにいつも決まってビールを頼みます。私がHALLELUJAHで頼むのは大体がジントニック。店主のジュンジさん手づくりのトニックウォーターと国内外から仕入れてくるクラフトジンを使用してつくられるジントニックは他所とは違う味わいで美味しいのです。HALLELUJAHにはクラフトジンやクラフトバーボンなど美味しいお酒がたくさんあります。ジンだけでも様々なつくり手のジンを取り揃えているので、毎回飲んだことのないジンでジントニックをつくってくれます。だから飽きることがないんです。パターソンや常連のお客さんのように今日こそは私もビールで決めたいと思っても席に着くとついついジントニックを頼んでしまう私。ちなみに夏の楽しみであるHALLELUJAHのモヒートはミントがたっぷりでとっても美味しいのですが、今年はミントの育ち具合が良くないらしく、ジュンジさんはモヒートではない違う飲み物を勧めてくれます。そういう正直なところも味に信用できる店なのです。


■BAR HALLELUJAHについてはVOLUME 02の「good vibrations」かcontentsから記事をご覧いただけます。


to be continued

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